今月のニュースレター

 

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*ニュースレターPDF

 

ヴェーダーンタ協会ニュースレター(日本語版)

 

日本ヴェーターンタ協会の最新情報

 

20204月 第18巻 第4

 

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かく語りき――聖人の言葉

 

 

 

「あなたの悲しみに打ちひしがれたハートを神に向けて開きなさい。そして『おお、神様、私をあなたに引き寄せてください。私の心に平安を与えてください』と泣きながら心を込めて祈るのです。繰り返しそうすることで、次第に心の平安を得られるでしょう」

 

 

 

…ホーリー・マザー・シュリー・サーラダー・デーヴィー

 

 

 

 

 

「あなたの利己主義で貪欲な性質を明け渡しなさい。そうすれば、完璧な平安、善、智慧をもたらす罪のない穏やかな心の状態を得るでしょう」

 

 

 

…お釈迦様

 

                                                                     

 

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目次

 

 

 

・かく語りき――聖人の言葉

 

20205月、6月の予定

 

20204月逗子午後例会 

 

「新型コロナウイルス感染症の世界的大流行を背景とした

 

深刻な人生の危機に肯定的に立ち向かう方法」

 

スワーミー・メーダサーナンダ

 

・忘れられない物語

 

・今月の思想

 

 

 

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20205月、6月の予定

 

 

 

※日本ではコロナウイルスの症例数が増加し続けているため、政府は新しい症例の爆発的増加を防ぐために、他の人との間に安全な距離をとる対策を継続し、家にいることを強く勧めています。

 

 

 

在宅が求められている折、5月~6月も日本ヴェーダーンタ協会では、信者の皆さんに、精神的、霊的なサポートをお届けし続けます。下記の5月、6月の予定はすべて生配信されるので、パソコンや携帯電話で視聴していただけます。

 

 

 

現在の危機が、シュリー・ラーマクリシュナの慈悲により、すみやかに終息することを心から祈り続けましょう。そして、この辛いパンデミックの期間のすべての人々の健康と幸福も祈りましょう。

 

 

 

日本ヴェーダーンタ協会会長

 

スワーミー・メーダサーナンダ

 

 

 

※講話のライブストリーミング: https://www.vedantajp.com/映像ギャラリ/livestreaming/

 

※もしくはホームページよりご覧ください: <https://www.vedantajp.com>

 

 

 

 

 

5月、6月の生誕日

 

お釈迦様                 5月 7日(木)

 

ヴィッシュダ・シッダーンタ(Vishuddha Siddhanta)暦では、20206月に生誕日はありません。

 

 

 

 

 

5月、6月の協会の行事

 

5 3 (日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

逗子午後例会 

 

『瞑想と霊性の生活Ⅰ』 スワーミー・ヤティシュワラーナンダ著

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

※下記の手順でクリックしていただくと、「5月の勉強範囲の『瞑想と霊性の生活Ⅰ』の本文」、「2020年の過去の講話音声」、「2020年の過去のテキストデータ」などがご覧になれます。

 

協会ホームページテキストギャラリー(各種勉強会)

 

逗子午後例会(ハーフデイリトリート)2020

 

 

 

 

 

510日(日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

『ラーマクリシュナの福音』勉強会

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

※下記の手順でクリックしていただくと、「5月の勉強範囲の「ラーマクリシュナの福音」の本文」、「2020年の過去の講話音声」、「2020年の過去のテキストデータ」などがご覧になれます。

 

協会ホームページテキストギャラリーラーマクリシュナの福音勉強会福音勉強会2020

 

 

 

517日(日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

逗子例会 講話

 

「無知の暗闇から知識の光へ導いてください」

 

講話者:スワーミー・ディッヴィヤナターナンダ

 

 

 

524日(日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

新バガヴァッド・ギーター講座

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

※こちらの講話は、インド大使館聖典勉強会の続きではありません

 

※ライブストリーミングをご覧になる際は、バガヴァッド・ギーターの本をお手元にご用意ください。

 

※下記の手順でクリックしていただくと、「前回の要点をまとめたテキストデータ」がご覧いただける予定です。

 

523日アップロード予定)

 

協会ホームページテキストギャラリー(各種勉強会)新バガヴァッド・ギーター(逗子協会)

 

 

 

すべてのプログラムに関するお問合せ:benkyo.nvk@gmail.com

 

 

 

ハタ・ヨーガ・クラス

 

コロナウイルス予防対策のため、しばらくの間、逗子ヨーガは休講です。

 

お問い合わせ:080-6702-2308(荒井弘人)

 

メール: ochanomizuyoga@gmail.com

 

専用ホームページもご覧ください。

 

http//zushi-hatayoga.jimdo.com/

 

 

 

 

 

6 6 (土)

 

インド大使館聖典勉強会→中止

 

 

 

6 7 (日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

逗子午後例会

 

『瞑想と霊性の生活Ⅰ』 スワーミー・ヤティシュワラーナンダ著

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

※下記の手順でクリックしていただくと、「6月の勉強範囲の『瞑想と霊性の生活Ⅰ』の本文」、「2020年の過去の講話音声」、「2020年の過去のテキストデータ」などがご覧になれます。

 

協会ホームページテキストギャラリー(各種勉強会)

 

逗子午後例会(ハーフデイリトリート)2020

 

 

 

614日(日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

『ラーマクリシュナの福音』勉強会

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

※下記の手順でクリックしていただくと、6月の勉強範囲の「ラーマクリシュナの福音」の本文」、「2020年の過去の講話音声」、「2020年の過去のテキストデータ」などがご覧になれます。

 

協会ホームページテキストギャラリー(各種勉強会)

 

ラーマクリシュナの福音勉強会福音勉強会2020

 

 

 

621日(日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

逗子例会 講話

 

「ブッダとその教え」

 

講和者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

 

 

628日(日)14:0016:00 ライブストリーミング

 

新バガヴァッド・ギーター講座

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

※こちらの講話は、インド大使館聖典勉強会の続きではありません

 

※ライブストリーミングをご覧になる際は、バガヴァッド・ギーターの本を手元にご用意ください。

 

※下記の手順でクリックしていただくと、「6月の勉強範囲の『バガヴァッド・ギーター』の本文」、「過去のテキストデータ(要点のみ)」がご覧いただける予定です。(只今作成中です517日現在)

 

協会ホームページテキストギャラリー(各種勉強会)新バガヴァッド・ギーター(逗子協会)

 

 

 

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4月逗子午後例会2020

 

「新型コロナウイルス感染症の世界的大流行を背景とした

 

深刻な人生の危機に肯定的に立ち向かう方法」

 

講話者:スワーミー・メーダサーナンダ

 

逗子本館よりライブストリーミング

 

 

 

202045日(日)、スワーミー・メーダサーナンダ(マハーラージ)は、新型コロナウイルスの影響下で、私たちがどのように過ごすべきかという実践的で霊的なメッセージを、ライブストリーミングで配信なさいました。

 

(マハーラージはこの特別な講話を「サハナー ヴァヴァトゥ」を唱えることから始められました)

 

 

 

オーム

 

サハナー ヴァヴァトゥ

 

神様、先生と生徒を共にお守りください

 

サハノー ブナクトゥー

 

神様、私たちを共に養ってください

 

サハ ヴィーリャン カラヴァーヴァハイ

 

私たちが大きな活力をもって働けますように

 

テージャスヴィ ナーヴァディタマストゥ  

 

私たちの勉強が効果的であり

 

マー ヴィドゥヴィシャーヴァハイ

 

お互いに憎しみ合いませんように

 

オーム シャンティ シャンティ シャンティ

 

オーム 平安あれ 平安あれ 平安あれ

 

ハリ オーム タット サット

 

 

 

(次のサンスクリット語の普遍の祈りは、今回の話の内容に最も関連のある祈りです)

 

 

 

オーム アサトー マー サド ガマヤ

 

神様、私たちを非実在から実在へ、導いてください

 

タマソー マー ジョーティル ガマヤ

 

暗闇から光へ、導いてください

 

ムリットョルマー アムリタム ガマヤ

 

死から不死へ、導いてください

 

ルッドラー ヤッテー ダクシナム ムカム テーナ マーム パーヒ ニッティヤム

 

神様、あなたの慈悲深いお顔で私たちを守ってください

 

オーム シャンティ シャンティ シャンティ

 

オーム 平安あれ 平安あれ 平安あれ

 

 

 

オーム サルヴェ バヴァントゥ スキナハ

 

すべての人が幸せでありますように

 

サルヴェ サントゥ ニラーマヤハ

 

すべての人が健康でありますように

 

サルヴェ バッドラーニ パッシャントゥ

 

すべての人がよいものを見ますように

 

マー カスチッドゥッカバーグバヴェット

 

誰も苦しみませんように

 

 

 

オーム サルヴェシャーン スワスティル バヴァトゥ

 

すべての人が幸せでありますように

 

サルヴェシャーン シャンティル バヴァトゥ

 

すべての人が平安でありますように

 

サルヴェシャン プールナン バヴァトゥ

 

すべての人が完全でありますように

 

サルヴェシャン マンガラン バヴァトゥ

 

すべての人にめでたきことが降り注ぎますように

 

オーム シャンティ シャンティ シャンティ

 

オーム 平安あれ 平安あれ 平安あれ

 

ハリ オーム タット サット

 

 

 

(マハーラージが、祈りを一行ごとに導いてくださいました。そのあと、沈黙のうちに数分間、目を閉じるようにおっしゃり、最後は「オーム シャンティ シャンティ シャンティ ハリ オーム」で締めくくられました。そしてマハーラージのお話が始まりました)

 

 

 

愛する信者たち、友人たちよ、今日の話のテーマは、私たち全員、特に信者が、いかにして人生の深刻な危機に肯定的に立ち向かうかです。このことに関して、現在のコロナウイルス感染症の世界的大流行とその余波を背景に話をします。このテーマについてあなたたちが真剣に考え、必要なことを行えるように、私たちの考えを共有しましょう。

 

 

 

このウイルスが中国で発生したのちに急速に広がり、世界的大流行になったという事実を認めることから始めましょう。そのために多くの面で生活を混乱させ、日本を含む多くの国で非常に深刻な状況を引き起こしています。この病気のメカニズムとそれが急速に広がる特質については、はっきりとは分かっていません。予防策と治療法も明確には分からないのです。ワクチンは、時間がかかる問題なので、まだ入手できません。この病気を治すための特定の治療法は不明です。この混乱と具体的な予防策がないことを背景に、パニックは全世界に及んでいます。

 

 

 

明らかになったもろさ

 

 

 

この問題に関するニュース報道につねに注目していると、パニック感覚は強まります。

 

結果として、そのようなニュース番組をつねに見ることは、心を否定的にします。国によって状況は異なり、たとえば、一部の国では強制的な外出規制が実施されていますが、そうでない国もあります。繰り返しになりますが、ある国々では、さまざまな地域での外出規制や制約は自発的です。外出規制は、一部の人々に精神的な問題を引き起こし、また日常生活に関する他の問題を生みました。例えば、外出規制が義務付けられている国の日雇い労働者は、外出してお金を稼ぐことができないため、特に大きな打撃を受けています。

 

 

 

私たちの話では、主にふたつのポイントに焦点を当てます。まず、信者として新型コロナウイルス感染症の危機をどのように見るべきか。次に、この危機の期間に私たちが何をし、考えるべきかです。信者だけでなく、一般の人々、さまざまな分野の指導者、知識人、各国首脳も、この危機について深く考え、内省するべきです。

 

 

 

最初のことは、現在の危機が、私たちの生活がいかにもろいかを示している、ということです。親戚、お金、権力、学識、高度な技術のいずれもまったく役に立たないとき、自分がいかに無力であるかを時として感じます。超大国は敵からのミサイルを迎撃する方法は知っていますが、外国で発生した小さなウイルスを遮断することには無惨にも失敗しています。したがって、私たちがこれらの物質的なものにどれほど依存しているかを考えなければなりません。そして、まったく無力のこの期間に、私たちがより良い方向に向かえる別の何かがあるかどうかを、自分自身に問う必要があります。

 

 

 

しかし、私たちの個人の生活、国内生活、および国際生活におけるこれまでの多くの危機と同様に、「これも過ぎ去るだろう」と全面的に信じましょう。たとえば、地震、津波、戦争、ペストやインフルエンザなどの病気の発生も過ぎ去り、遅かれ早かれ、通常の状態は取り戻されました。ですから、信者として神様のほうを向き、この状況に勇敢にうまく立ち向かうための勇気と智慧を授かるよう、「彼」に祈りましょう。自分たちだけでなく、人類全体の平安とすべての面における健康を祈りましょう。神様の慈悲により、私たちの誠実で悲痛なまでの神様への祈りの結集は、絶対にこの危機に対処するのに役に立つ、ということを固く信じます。とりわけ、健やかな時も病める時も、神様はつねに私たちと共におられることを忘れないでください。

 

 

 

シュリー・ラーマクリシュナの聖なる伴侶で、根本エネルギー(シャクティ)の聖なる権化であられるホーリー・マザー・シュリー・サーラダー・デーヴィーは、次ようにおっしゃることで信者たちを安心させてくださいました。「わが子よ、全然怖がらなくていいのですよ。なぜ恐れるのですか?他に誰もいなくても、私はいつもあなたと共にいます。私はあなたの永遠の母なのですから」ホーリー・マザーがおっしゃったことを繰り返します。

 

 

 

「わが子よ、全然怖がらなくていいのですよ。なぜ恐れるのですか。他に誰もいなくても、私はいつもあなたと共にいます。私はあなたの永遠の母なのですから」

 

 

 

現在の危機は、前例のない方法で大規模に通常の生活に悪影響を及ぼしていることは確かです。しかし、現時点では想像もできませんが、過去にそうであったように、何らかの肯定的な影響もあるに違いない、ということを考えましょう。すでに明らかになっているそのような影響のひとつは、水と大気の汚染レベルがいくつかの地域で大幅に低下したことです。

 

 

 

世界的大流行を霊的に捉える

 

 

 

信者として、現在の状況を霊的に捉えるように努力しましょう。すなわち、自分自身や私たちの回りに何が起ころうとも、神様につなげるのです。私たちは、神様を美しくてすばらしいものの中だけでなく、最もひどくて恐ろしいものの中にも見るようにするべきです。ご存知のように、バガヴァッド・ギーターの第11章では、主がアルジュナに「彼」の「宇宙的形相」を示されました。また、「彼自身」がすべてをむさぼり食う者「カーラ」すなわち「時間」であることを、明らかにする記述もあります。スワーミー・ヴィヴェーカーナンダの有名な詩「母なるカーリー」(Kali the Mother)は、カーリー母神は神様の優しい側面だけでなく、恐ろしい側面も象徴している、という同じアイデアを伝えています。「彼女」は一方では、この宇宙を創造してそれを保護し、他方では破壊します。しかし、本当の意味での破壊ではなく、宇宙の粗大な形から精妙な形への変換のみがあります。聖典では、このプロセスは「プララヤ」と呼ばれています。つまり、粗大な形から精妙な形への帰滅、言葉を変えると宇宙の退行です。

 

 

 

私たちはみんな、人間、良いものや悪いもの、動物、さらには細菌、アメーバ、植物、樹木など、すべての存在の中に、神様の存在を認識しようとするべきです。しかし、このようにして神様を心に描く努力をしながらも、シュリー・ラーマクリシュナの実践的なアドバイスを思い出すことも必要です。彼は、神様は悪人やトラのような凶暴な動物の中にも存在するが、それらに近づいて抱きしめるのではなく、むしろ安全な距離を保つように注意する必要がある、とおっしゃいました。

 

 

 

これらの方法ですべてのことを霊的に捉えると、非常に良い効果があります。まず初めに、信者として、私たちは聖典で学んだこと(例えば神様は遍在であること)を、自分の思いや行いと結びつけるように努力しましょう。もし霊的に捉えられない、もしくは霊性と結び付けられないものがある場合、私たちは言葉、思い、行いにおいて分裂を引き起こし、冷静さと心の平安を欠き、混乱をきたします。一方で、すべてを霊的に捉える努力に少しでも成功すると、無恐怖で平安になるでしょう。

 

 

 

危険を軽減させる

 

 

 

理解すべき最も重要なことは、パニックになると否定的な精神状態に陥る、ということです。私たちが意志の力を発揮し、心を肯定的なことに向けることで絶えずそれを阻止する、という努力なしに、増大するのに任せると、それは収まるどころか、さらに悪化するでしょう。このパニック状態の影響には、たとえば免疫システムを低下させることによる身体的健康被害や、平安を失うことによる精神的健康被害が含まれます。私たちの心を、神様からそらし、霊的実践からそらして、恐れと身体的なことだけに集中すると、霊的健康も損なわれます。それでは、この起こり得る被害を軽減するためには、何ができるでしょうか?

 

 

 

最初に最も重要なことは、危険を意識することです。しかしパニックに陥ることはありません。繰り返しますが、危険に気を付けてください。ただし、慌てる必要はありません。

 

第二に、病気による汚染を防ぐために、さまざまな予防策を講じて下さい。この中のいくつかは、あなたがすでにご存じのものもあるかもしれません:

 

 

 

・予防策のひとつ目として、自宅にいてください。他者との近い接触を避け、買い物などの必要な外出中の人々の集まりも、最小限にとどめます。

 

・マスクを着用し、医療用の消毒アルコールを携帯し、家の外にいてもときどき手を洗ってください。家に帰ったら、家に入る前に手を消毒し、入った後は石鹸と水でよく手を洗います。口を洗って、温水で数回うがいをしましょう。

 

23時間ごとに温かい飲み物を飲みます。また、深くリズミカルな呼吸、「吸って、吐いて」を数回、朝と夕方に実践するのもいいでしょう。これは私たちの呼吸器系を助けます。

 

・毎日、運動を何かしてください。あなたが適切だと思う方法かヨーガを12回、それぞれ数分間してください。これは、免疫システムを強化するだけでなく、特に、家に閉じ込められて外出できない際に、消化を助けるのに非常に役立ちます。

 

・しかしもし可能で許されるのなら、短時間の散歩もいいでしょう。

 

・免疫システムを強化するために、錠剤を含むさまざまな形のビタミンCの定期的な摂取も推奨されています。

 

 

 

変革を可能にするような内省

 

 

 

在宅時に、世界的大流行に関連した否定的で弱気な思考を防ぐには、何を避けるべきでしょうか?まず第一に、世界的大流行のニュース番組や噂に、長々と繰り返し注意を払わないようにすることです。なぜならそれらの発信には終りがないからです。すでにお話ししたように、これらの悲惨なニュース報道を見ることは、私たちの精神的健康に悪影響を及ぼします。また、世界的大流行についての家族や友人との長話を最小限にとどめてください。これも不安や恐怖を生み、私たちを精神的に弱め、怖がらせるからです。むしろ、この時間のより肯定的で建設的な利用方法を考えてください。

 

 

 

この時間を肯定的な考えや行動に利用することを決意しましょう。これにより、短期または長期の強制的で義務的な外出規制が姿を変えて、恵みとなります。強制的な監禁生活を肯定的にとらえることが、生活の転機となった例がいくつかあります。そのもっともすばらしい例のひとつは、偉大な聖者であり哲学者でもあるシュリー・オーロビンドの生涯です。イギリス支配からの独立運動の知識人として、彼はある事件の末に投獄されたのですが、刑務所での感得と体験により、政治活動から霊性へと根本的に変わりました。

 

 

 

私たちの外出規制もまた、仕事、人間関係、日々の生活様式など、これまで送ってきた人生について深く内省する機会を与えてくれます。そのような内省は、私たちの生き方に何らかの重要な修正が必要かどうかを示してくれるでしょう。だから必要な修正点を見極め、生活を変革できる方法を考えることができます。そして、これらの修正を謙虚に実行し始めてください。

 

 

 

変革できるような毎日のスケジュールを作る

 

 

 

今こそ、良い有益な実践を開始するときです。そして通常の状態に戻った後もそれらを継続してください。この外出規制がどのくらい続くかわからないので、計画的で実りのあるやり方で時間を過ごせるように、毎日のスケジュールを作りましょう。このスケジュールでは、すでに提案したように、免疫システムを助けるために運動の時間を取ってください。また、古典文学や偉人伝などのまじめで高尚な本の勉強の時間も設けてください。学んだことを家族と共有するのもいいでしょう。また、バガヴァッド・ギーター、シュリー・ラーマクリシュナの福音、仏陀の教え、聖書など、永遠の真理を教える聖典も学ぶべきです。また、霊性に関する講話を、インターネットを通じて見てください。私たちのホームページでもユーチューブに上げた動画が見られます。次に、「マナナ」(認識)をしてください。つまり、私たちがこれまで勉強してきたことについて熟考するのです。マナナは、聖典が心に深い影響を与える助けとなるので、ヴェーダーンタの文献によって推奨されています。

 

 

 

フラワーアレンジメント、ガーデニング(可能であれば)、歌う、音楽を奏でる、音楽を聴く、あるいは新しい料理を作るなど、良くて楽しい趣味に時間を費やすこともできます。

 

 

 

瞑想と祈り

 

 

 

祈りと瞑想のための時間を設けましょう。瞑想を実践している人の中には瞑想のやり方を知っている人もいますが、短時間しか実践したことがない、もしくは、これまで誠実に実践できたためしがない、ということがあるかもしれません。この期間をより長時間の実践のために利用してください。11回だけでなく、1日2回、朝と夕方に実践してください。ご存じのように、祈りと瞑想は、身体的にも、精神的にも、霊的にも私たちを助けます。信者である私たちは、神様への興味も信仰心もない人々よりも、このような危機に直面するのに、より良い立場にあるということを覚えておくべきです。ある意味で、これは神様への信仰を試す時でもあります。もし私たちが恐怖とパニックに陥るならば、それは聖典の勉強が表面的なものであり、信心、神様への信仰、すなわち神様のご加護に対する信仰が育まれていない、ということを示します。

 

 

 

ですから、私たちの霊性の生活が強固なものとなるように、この期間を利用しましょう。それは今だけでなく将来も役に立ちます。このことは、勇気の源、心の穏やかさの源、智慧の源となることで、自分自身だけでなく家族の助けにもなります。

 

 

 

やり残しを片付ける

 

 

 

ずっとやりたかったのに、これまでは時間がなかったのでまだ終わっていない残務があるならば、この時間を利用して、その残務も片付けましょう。インドの叙事詩のひとつであるラーマーヤナに、ラクシャサのラーヴァナ王は人生でふたつのすばらしいことを成し遂げたかった、という話があります。第一に、彼は地上から天国への階段を建設して、誰もが厳しい霊性の修行を行わずに天国に行けるようにしたかったのです。ラーヴァナはとても強かったので、聖者も罪人もその階段を上るだけで天国に入り、楽しむことができる階段を作ることができると思いました。第二に、周知のように海には大量の水がありますが、非常に塩辛いので飲むことはできません。そこで、ラーヴァナはこれらの塩水を「クシラ」(美味で濃いミルク)に変えて、誰もが自由にそして心ゆくまでそれを堪能し、非常に幸せに感じ、栄養も与えられるようにしたかったのです。彼は、これらふたつの慈善的な考えは保留にしていましたが、他人の妻の誘拐、つまりラーマ神の聖なる妃シータを誘拐するという非道徳的な行動は、直ちに行いました。そうしているうちにラーヴァナはラーマ神に殺されてしまったので、最終的に慈善事業を実行することができませんでした。このように、彼はやらざるべきことを先にやり、やるべきことを後回しにして、結局、最初に成し遂げるべきだったことはしませんでした。ですから、今まさに、長い間やりたかった良い有益な実践を始める好機なのです。そして、私たちがすでに始めている良い実践は、より誠実に規則正しくやりましょう。

 

 

 

多くは自分次第

 

 

 

以上のように、隔離生活中に肯定的な方法で生活するためのガイドラインを提案してきましたが、最も重要なことは、私たちがやりたいことは何でも、計画性をもって行う必要があるということです。つまり、行き当たりばったりで物事を行うべきではないのです。そうでなければ、私たちが強制されているこの時間を、効果的に活用することはできません。次に、このことのとても良い影響は、私たちの心を制御する手助けとなることです。スケジュールを立て、それに従うよう心に要求することで、つねに落ち着きのない気まぐれな心をしっかりつかんでおくことができます。これは、私たちが今やりたいことを達成するのにも役立つでしょう。したがって、多くのことは自分にかかっています。この強制的または自発的な外出規制が恵みになるか否か、そして最終的に、それが私たちを豊かにし、高めるのに役立つか否かは、自分次第なのです。

 

 

 

オーム 平安あれ!平安あれ!平安あれ!

 

 

 

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—忘れられない物語

 

 

 

「王様の夢の寓話」

 

 

 

ある王様が、彼の宮殿で眠りについた。その宮殿は四方を番兵に守られていたので、ハエ一匹、宮殿に入って王の邪魔をすることはできなかった。寝室は、あらゆる種類の快適なもので設えられており、王が深い眠りの至福を楽しむのに欠けているものは、何もなかった。

 

 

 

 彼は横になるとすぐに夢を見た。一匹のジャッカルがどうしたことか宮殿に入ってきて彼を襲い、彼の左足のつま先を噛んだ。そうこうするうちに彼は、敵が王国に侵入し、すべてのものを占領したという知らせを聞く。彼は怖くなって逃げ出す。しかし、つま先がひどく痛む。彼は、治療のために医者のもとへ向かう。彼は、王国を失ったため、その場に治療費を持っていなかった。医者は、彼が王様だったにもかかわらず、治療を断る。彼は托鉢僧として、森へ逃げる。

 

そこで彼は、傷を癒すマハートマに出会う。支配者のハートに、マハートマへの感謝の気持ちが湧き上がる。そして彼は目覚める。

 

 

 

夢は消える。王は、ハエ一匹入れない宮殿の黄金のベッドで、まだ横になっている。彼は、ジャッカルも、傷も、森への逃走も、ないことに気づく。しかし、マハートマの恩寵は彼の心の中で続いている。すべては夢であったと理解したにもかかわらず、彼は、聖者の癒しの奉仕の思い出を永遠に心に抱き、そこから霊感を得る。

 

 

 

同様に、「ジーヴァ」は、真に「宇宙の至高の君主」だ。それには欠けているものは何もない。それは、最高の至福を有し-至福そのものだ。それでも、無知のベールがそれを覆う時、それは夢を見る。夢の中で、利己主義というジャッカルが、それに噛みつく。感覚という敵がそれを圧倒する。長く楽しんだ幸せは消え去り、それは苦痛と悲惨さを経験する。それは、悲惨さからの救済を求め、幸せを求めて、あちらこちらを走る。世界中の誰もが利己的だ。すぐにメリットが得られない限り、水を1杯与える用意さえない。この世のやり方にいや気がさして、それは森の「サット・グル」の蓮華の御足に助けを求める。「グル」は傷を癒し、より高い魂意識を呼び覚ます。目覚めた魂は、起こったすべてを長い夢だと感じる。「生と死」という恐ろしい病の「ジーヴァ」を癒してくださった「サット・グル」への感謝だけが残る。

 

 

 

夢の部分を成していた全てが消滅すると、「グル」の「ウパデーシャ」(霊性の導き)と彼の恩寵だけが残る。目覚めた魂は、それが「宇宙の至高の君主」であることを再び感じる。つまり、それの壮麗さには、かつて何も起こったことはなく、無知も利己主義もなかったこと、そして、永遠から永遠へ、それは、同一の自己、最高の至福‐平安‐不滅なる真我であり続けることを、再び感じるのだ。

 

 

 

…シヴァナンダの寓話

 

ディヴァイン ライフ ソサイエティ発行

 

 

 

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―今月の思想

 

 

 

「自分を信じることが最善で最も安全な道である」

 

 

 

…ミケランジェロ

 

 

 

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発行:日本ヴェーダーンタ協会

 

249-0001 神奈川県逗子市久木4-18-1

 

Tel 046-873-0428  Fax 046-873-0592

 

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